MISSION
(使命)
― 刃物を通じて、生きる 力を取り戻す ―
私たち FEDECA は、「刃物を通じて、生きる力を取り戻す」ことを
ミッションに掲げる、新しい時代の刃物ブランドです。
多くの刃物メーカーが、切れ味や機能性を追求するなか、
私たちは刃物を単なる道具とは考えていません。
刃物は、人と自然をつなぐ大切な接点であり、
本来の「生きる力」を呼び覚ますもの。
一本のナイフで木を削り、食材を調理し、
自然の恵みを自らの手で加工する。
それは、私たちが太古の昔から続けてきた、
人としての営みの根源です。
しかし、現代社会では便利さと効率性が優先され、
刃物を使う機会は減ってしまいました。
気づけば、あらゆるものが簡単に手に入り、
道具を使いこなす必要もなくなり、「自分の手で何かを作る」
という行為そのものが、日常から消えつつあります。
そして刃物を使って何かをしようとする「挑戦する心」も、
利便性と効率性の中で埋もれがちになっていると感じます。
けれども、本当は誰の心の中にも、「刃物を思うように扱いたい」
という願望があると、私たちは信じています。
『お母さんのように、上手にリンゴの皮むきをしてみたいな。』
『大工さんのように、木で色々作れたらかっこいいな。』
それは、幼い頃に抱いた遠い記憶の中に眠る
本能的な衝動なのかもしれません。
だからこそ、私たちはその忘れかけた願望を呼び起こし、
挑戦する気持ちを応援します。
たとえ小さな一歩でも、
自分の手で刃物を扱い、何かを生み出す喜びを知ること。
それこそが、失われつつある『生きる力』を取り戻す
第一歩なのです。
一本のナイフが、新しい自分を目覚めさせるきっかけになる。
FEDECAは、そんな「刃物体験」をすべての人に届けていきます。
VISION
(実現したい社会)
― 刃物で遊ぶ文化をつくる ―
刃物を通じて、生きる力を取り戻す。
それは、刃物を日常に取り戻すことから始まります。
しかし、刃物がもはや生活必需品ではなくなってしまった
現代において、どれだけその価値を説いても、
理屈だけでは人の心には響きません。
「刃物は大切だから使うべきだ」と上から目線で語っても、
広がりは生まれません。
だからこそ、FEDECAは「遊びの視点」を大切にします。
焚き火で薪を割る。
料理で食材を切る。
クラフトで何かを作る。
これらはすべて、刃物を使うことそのものを楽しむ行為です。
遊びは人を惹きつけ、自然と手を動かすきっかけを生み出します。
気づけば刃物を自由に操る喜びが芽生え、「もっとやってみたい」
という挑戦心が生まれます。
そのためには、大工や料理人のように職人として技術を極める
刃物とは別に、誰もが気軽に楽しめる刃物の存在も不可欠です。
そこで、FEDECAは デザインにもこだわります。
思わず手に取りたくなる、美しく機能的な一本。
「これで何かを作りたい」と感じる一本。
ただ便利な道具ではなく、「手にしたくなる道具」を届ける。
それが、FEDECAのものづくりです。
アートやスポーツのように、特別な技術がなくても楽しめる
刃物の世界を広げたい。
刃物を遊びの中に取り戻すことで、
「使う喜び」と「挑戦する心」を思い出してほしい。
しかし、刃物製品だけを展開していては、
もともと刃物に興味のある人としか接点を持てません。
それでは、刃物の価値や楽しさを本当の意味で
広げていくことはできません。
だからこそ、FEDECAは「刃物のある上質な暮らし」
そのものを提案するブランドへと進化します。
焚き火を楽しむギア
料理を豊かにする道具
クラフトの世界を広げるアイテム
こうしたプロダクトを通じ、刃物の魅力を自然に感じてもらう。
それは、単なる商品展開ではありません。
刃物を使うことが「特別なこと」ではなく、
日常に心地よく馴染む世界をつくる。
そして、多くの人と接点を持ち、刃物に興味がなかった人にも
「気づいたら刃物を手にしていた」という体験を届けること。
FEDECAは、「刃物で遊ぶ文化」をつくります。
そのために、「刃物のある上質な暮らし」をデザインし、
誰もが刃物を気軽に楽しめる社会を実現します。
VALUE
(提供価値)
FEDECAは、刃物を通じて、価値観を共にする仲間とともに「挑戦する心」と「手を動かす楽しさ」を届けるブランドです。私たちはこの価値観を大切にしながら、刃物で遊ぶ文化をつくっていきます。
1、挑戦を楽しむ
— お客様の挑戦を応援し、私たち自身も新しい技術やデザインに挑戦し続ける。
私たちは、刃物を扱うことは「ただの作業」ではなく、「挑戦すること」だと考えています。できなかったことができるようになる楽しさ、自分の手で生み出す喜びを大切にし、お客様の「やってみたい」という気持ちを後押しします。
同時に、FEDECA自身も挑戦者であり続けます。
既存の常識にとらわれず、新しい技術やデザインを追求し、「もっと使いやすく」「もっと楽しく」と進化を続けます。お客様と共に挑戦し、共に成長していくブランドでありたいと考えています。
2、使い手と共に育つ、「一生もの」
— 使うほどに愛着が増し、育っていく刃物を届ける。
私たちは、見た目や流行にとらわれず、使い心地・耐久性・メンテナンス性を追求した「長く使える道具」をつくります。
刃物は、一度買って終わりではなく、使い込むことで「自分の道具」になっていくもの。
だからこそ、FEDECAは無料の刃研ぎサービスをはじめとした手厚いサポートを提供し、お客様の一本を「一生もの」に育てます。
長く愛され、人生の相棒となる刃物を届けることが、私たちのものづくりの根幹です。
3、手を動かす楽しさを広げる
— 刃物だけでなく、料理・クラフト・アウトドアを楽しむ道具や環境も提案する。
刃物を手に取ることで、新しい世界が広がる。
料理、クラフト、アウトドア—— それらはすべて、手を動かし、試し、工夫することで生まれる楽しみです。
FEDECAは、刃物はもちろん、刃物を使う時間を豊かにする道具や環境も提案します。
焚き火を囲むためのギア、料理をもっと楽しむためのツール、創作の幅を広げるアイテム。
ただ商品を届けるのではなく、「何かをやってみたい」と思える体験そのものをつくり出し、刃物で遊ぶ文化を育てます。
4、伝統を未来へつなぐ
— 受け継がれた技術や素材を、現代に合う形で再構築し、新たな価値を創造する。
FEDECAは、刃物を主体としながら、林業、木工、鍛冶、漆など、伝統産業と深く関わりながらものづくりをしています。しかし、伝統を守ることが目的ではなく、現代のライフスタイルに合う形に再編集し、新たな価値を生み出すことを大切にしています。
それぞれの分野で受け継がれてきた技術や素材を、単なる「過去の遺産」ではなく「これからの暮らしを豊かにするもの」として再構築する。そして、同じ志を持つパートナーと共に、必要な伝統を未来へつなげていきます。
5、仲間と共に創る
— 社内スタッフだけでなく、協力会社、共創パートナー、そしてお客様と一緒に、新しい価値を生み出す。
FEDECAは、社内スタッフだけでなく、協力会社、コラボパートナー、そしてお客様 —— すべての仲間によってつくられています。
異なる役割の人たちが協力し合い、オープンに意見を交わしながら、より良いものづくりを追求します。私たちだけの視点にとどまらず、多様なアイデアや技術を取り入れ、新しい価値を生み出していきます。
仲間と共に成長し、共に創る。
そのつながりの中で、FEDECAは刃物を通じた新しい文化を築いていきます。