木の表面を焼く事によって、酸化され腐れや虫食いを防ぐ効果があると言われています。
また、着色されることで手垢が目立ちにくくなったり、木目が強調されアクセントにもなります。塗料のように化学薬品を使わず、手軽に取り組めるのも大きなメリットでしょう。
今回は、 「It's my knife folding style ブナノキ」のハンドルを焼いて、深みのある美しい色に仕上げるBURNT WOOD FINISHに挑戦してみたいと思います。
距離を離して、様子を見ながらガストーチを使用して焼いていきます。
焼き具合で濃淡をつけられるのも、BURNT WOOD FINISHの良いところ。
陰影をつけるため、周囲は黒く、センターは薄い色味に仕上げていきます。
※ 注意点 ※
・ ハンドル材は小さい分こげやすく、周囲の木が薄くなっている部分は焦がしすぎると丸くなり角が落ちてしまうので、特に注意が必要!
・ 集中して焦がすと急激な温度変化で木が収縮したり、割れたりします。距離を離して薄く薄く慎重に焦がしていきましょう。
焦がし終わったら、サンドペーパーで煤を取り除きながら、周囲からセンターへ美しいグラデーションになるように、色味を調整していきます。
完成です。これにオイルを塗って仕上げると、グラデーションが強調され、より美しい色味になります。
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